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組木絵レリーフの”ものがたり”

oyasumi.jpg私の『組木絵レリーフ』を見た方や、自宅で始めた「教室」の様子をホームページなどで知った方から、”好きな事をお仕事にしていいですね”と言われる事がよくあります。

そのたびに”そうですね。とても幸せものです♪”とお応えしていますが、実は……
この仕事を心から”好き”と言えるようになったのはごく最近なのです。

『組木絵』との出会いは1987年。今から18年前。ある日突然、”お仕事”としてやってきました。しかも私のというより、家具制作をしていたパートナーにきた話でした。

その当時私は子育てと自給自足のための畑仕事が担当。大好きな土いじりのため、田舎暮しに飛び込んだので一日中、約200坪の畑の中にいるだけで、うれしくて♪でもそれで生計を立てるのは無理……笑。

そんな時やって来たお話が”組木絵制作”でした。
パートナーが家具作り(彼は好きで始めた)ですので
当然依頼側も同じ木の仕事なのでと、彼に打診してきたのです。

ところが彼は”今忙しいから段取りしといて”と私にまかせて、
それ以来成りゆきで、私の担当になってしまったのです。



それはある日のこと、ある方達がやってきて、いきなり
”これと同じ絵を”と見本を持って来たのが事の始まり。

作り方も、材料も、どの機械をどう使うのかも
何から何まで、自分で考えなければなりません。
最初から有無を言わせぬ”お仕事”としてやってきたのです。

それに木工そのものも私は初めて!
その見本の絵を見て”たぶん糸鋸の仕事だよね~!?”
と言った具合で、右も左もわからないけど
”え~い!女は度胸だあ~!”とばかり受けてしまいました。

いえいえ、パートナーの家具作りだけでは生活も不安定……
ということが本音でした。
だから背に腹は変えられない”いいお話”だったので即答!(笑)

電動糸鋸もたまたま遊んでいたし、
家族の服も良く作っていたので、形からして
”まあミシンの親戚だよね~”と(笑)
気楽に考えて、始めてしまいました。

ところが!仕事は仕事。甘くは無い!
大好きな庭仕事は遠ざかるばかりで、納期に追われる毎日。
徹夜徹夜の日々も……。
デザインから全てまかされ(って、これが大変なのだあ)
次から次ぎに注文が入る。

実は某ファミレス『コ○ス』専用の絵だったのです。
全国のどこかで新店舗オープンといえば大小合わせて数枚~

きつかったのは特に改装。
リニューアルは徹夜で行う事が多く
しかも予定が急に入るので、こちらも徹夜になる事が多い。

そのころよくつぶやいていたのが
”デキヨリノウキ!=出来より納期♪”(笑)
まあ仕事ですから、手抜きはできませんが……

とにかく今も誇りなのが
10数年作り続けて、納期に遅れた事”無し!”

無事10数年続けた後、
経営者が替わったとかで、お役ごめんになりましたが
私もすっかり疲れ果てていましたので
いわば円満離婚(?)のような終わりでした。

何よりおかげさまで、娘を無事育てあげる事ができました。
それは本当に有り難い事です。

しかも気が付いてみると
お金を頂いて糸鋸の修行をしたようだね、と。
”技”が身に付いて残っていました♪

自宅にギャラリーを開いて4年。
私に与えられたギフト『組木絵』を
少しでも広めてゆけたらと
さらに自宅で『組木絵教室』を開講して2年。
ようやくこの頃、
”『組木絵』を続けて来て良かった”
と思えるようになりました。

『組木絵』って素敵♪大好き☆
ってつぶやけるようになりました。
oyasumi0506.jpg


今でも”コ○ス”があると、のぞいてみます。
リニューアルしていない、昔のままのお店には
私の『組木絵』が掛けてあり、
そんな時は招かれるように入ってしまいます(笑)

今私が制作しているもの(上のような)とは違い
色絵の具で着色してあるタイプですが
カボチャやリンゴやパンが
懐かしく愛おしく迎えてくれます。

もうすっかりお店の雰囲気に染まって
私の色ではないけれど
やさしくお客様をもてなしているような気がします。
これもまた”親の欲目”ってやつでしょうか(笑)

長いお話になりましたが
皆さんもどこかでその子たちを(笑)見かけたら
こんな”ものがたり”があったなと
思い出してくださるとうれしいです。


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